スーツケースなど荷物を機内持ち込みにするメリット

スーツケースなど荷物を機内持ち込みにするメリット

旅行・空港イメージ

長らく、機内持ち込み可能なスーツケースを見て、「 なんのメリットがあるんだろう… 」と疑問に思っていました。

だってどこの航空会社でも荷物1つは無料で預け入れできるのになぜ持ち込む必要があるのか。飛行機の中でそんなにモノが必要とも思えないし。

そしてついこの間旅行代理店に長く務めるベテラン社員と知り合う機会があったので、ズバリそのメリットを聞いてみました。

鼻で笑われていまいましたが、聞いて納得。荷物を全部機内持ち込みのスーツケースにまとめるのには大きなメリットがありました。

旅行代理店ベテラン社員にきいた機内持ち込みのメリット

旅行・スーツケースイメージ

機内に持ち込みなら時間短縮になる。

荷物を機内持ち込みにする一番のメリットは時間短縮です。

飛行機に乗るとなれば皆さん離陸時間が気になって余裕持ってでますよね?

その時間を大きく食いつぶしているのが、実は荷物の預け入れカウンター。

海外旅行に使う国際線ではまだ出国審査もあるため多少時間もかかりますが、国内線では出国審査自体ないので、荷物を預けない場合は本当にスムーズ。

国内旅行で飛行機を使う場合、荷物の預け入れがなければ搭乗までに1時間もかからないでしょう。(よほどのことがない限り。)

が、荷物を預けるとなると預け入れカウンターに並ぶ必要があるためより時間がかかるのです。少なくとも1時間は余裕を見ておかないと、混雑したときが怖いです。

飛行機を降りてからも時間短縮

空港の預け荷物受け取り

荷物受け取りの時間も短縮できる。

さらに言えば、飛行機を降りたあと荷物が出てくるのを待つ時間も短縮できます。

当たり前ですけど荷物は全部自分で持っているわけなので、荷物を待つ必要がなくそのまま出ていくだけ。

国際線なら出るとき入国審査や荷物の検査も厳しくありますが、国内線であればこんなんでいいの?ってくらいサラっと出ることができます。

旅行であれば浮いた時間を使ってもっと観光を楽しめますし、仕事の出張ならゆとりをもって目的地に向かうことができます。

スーツケースやバッグ、中身が破損する確率が減る

もう一つのメリットは荷物が破損する確率を減らせる点ですね。

預け入れの荷物ってベルトコンベアを通ったりでどうしても雑に扱われるので、スーツケースなんか角が割れたり破損することが多々あります。

預け入れ荷物の破損に対しては特に補償がないので、壊されても基本的にどうしようもありません。

また、貨物室は人がいることを考えていないため気温や気圧など環境がかなり劣悪です。

中身がデリケートなものだと預けない方が良いです。(私の知り合いはスーツケースに余った缶ビールを入れたところ破裂して中身が大変なことに。)

その点、機内に持ち込んでしまえば自分で管理できますから、破損する確率はぐんと下がります。

実際、高額な楽器を持ち運ぶ演奏家たちは、必ず手荷物として持ち込むか、手荷物にできないサイズのものは楽器用に座席を買って飛行機に乗っています。

残念ながら座席が空いていないため預けてしまい、破損するケースが時折起こっていますが…

最近はほとんど見かけなくなってきてはいるようですが、海外旅行で預け荷物の中身の盗難なんてこともあったようですし、盗難はなくとも荷物の紛失なんてことも稀にあります。

(載せる便を間違えてしまい、全然違う空港に行ってしまったり。)

やはり大事な荷物は自分で管理するのが一番確実です。

バッグ、スーツケースを機内持ち込みにするメリット まとめ

  • 荷物預け入れカウンターや荷物受け取りの時間が短縮できる。
  • 自分で管理するため紛失、盗難、破損などのリスクを軽減できる。

綾瀬はるかさんがCA役として主演した映画 ” ハッピーフライト ” でもやたらスーツケースの機内持ち込みにこだわるビジネスマンが登場します。

結局そのスーツケースがいろいろ波乱を呼んだり…なんて話しになるのですが、「 なんでそこまでして飛行機に持ち込みたがるんだろう 」ともやもやしていました。

(※ネタバレになるので深堀りしませんが、そのスーツケースがテロ用爆弾だったとかそんなダイハードな話ではありません。)

が、そこには持ち込みには「 時間節約 」のメリットがあったのです。特に忙しいビジネスマンなら空港を出る時間が読めないのはイヤでしょうから、持ち込みたくなりますよね。

ありがとうベテラン社員のSさん。フォーエバーSさん。お陰でスッキリしましたよ。でも鼻で笑うのはヤメテ。傷つくから。

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